自宅サーバーの移転:独自ドメインによるiCloud mailとロリポップレンタルサーバー

Date: August 1, 2025
Time: 11:20:39 AM JST
Topic: 自宅サーバーの移転:独自ドメインによるiCloud mailとロリポップレンタルサーバー

従来より、独自ドメインの kem3.com を利用したくて自宅にサーバーを立てている。しかし、サーバーのメンテナンスも結構負担になる。

最近、AppleのiCloudメールで独自ドメインを使えることを知った。iCloud+ を契約するとiCloud mailserverを独自ドメインで運用可能になる。
iCloud+ で所有する独自ドメインを追加し、メールアドレスも追加する。
しかし、Apple account に登録してあるメアドは追加できない。

そこで、そのメールアドレスでApple accountにログインして、主要メールアドレスを他のメールアドレスに入れ替えた上でApple account から削除する必要があった。

後は、独自ドメインのMXレコードをiCloud メールの

mx01.mail.icloud.com.
mx02.mail.icloud.com.

に変更する。SPFレコードとして

TXT "v=spf1 include:icloud.com ~all"

を追加。ドメインキーは

sig1._domainkey.***. 3600 IN CNAME sig1.dkim.***.at.icloudmailadmin.com.

を設定する。ここで、「***.」は独自ドメイン名を表す(例:example.com.)。

予め iCloud mail の imap の保存用のフォルダを作成しておき、自宅サーバーのimapのフォルダをコピーしておいたので、途切れる事なくiCloud+ の独自ドメイン運用ができた。独自ドメインメールアドレスに全てのiCloud メールを受信する設定にして運用している。

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Web サーバーはロリポップレンタルサーバー(エコノミー、3年契約で¥99/月)。

現在、お名前.com で取得したドメインなので、DNSをロリポップのDNSに変更して(これは、お名前.comのDNSに新たなNSレコードを加えるのではなく-加えられません-、独自ドメインを管理するDNSを「お名前.com から他のプロバイダーのDNS」に変更する)、反映待ちの状態です。
反映した様です。ロリポップで独自ドメインが認識され、簡易SSLも上手く走り始めました。webサーバーもセキュア接続ができています。

しかし!
iCloudメールが届かなくなったのです。特にエラーメッセージが出るわけでもなく、何も届かなくなったのです。自分が送ったテストメールも返ってきません。
そうです、iCloudメールが応答しなくなったのです。

理由は、lolipopが権利を得たkem3.comドメインのDNSレコードの書き換えを行ったせいです。
ロリポップレンタルサーバーは、DNSレコードの設定権限をサーバーユーザーに与えてくれません。
メール用のMXレコードはロリポップのメールサーバの値に書き換えられていました。
という事は、iCloudメールサーバへのリンクが切られて、ロリポップメールサーバーにアクセスが行ってしまう。

ロリポップレンタルサーバーのDNSを使うことを諦めるしかありません。
ロリポップのエコノミーサーバーでは、メールは1GBしか使えないのでダメなのです。
そこでやむを得ず、独自ドメインのDNS 権限を元のお名前.com さんのDNSサーバーに戻しました。

しかし、これではロリポップレンタルサーバーが使えません。
そこでドメイン検索を行うと、ロリポップの私のサイトのIPが表示されたので、お名前.com の Aレコードに設定してみました。
これで上手く動いてくれて、ロリポップのレンタルサーバーも使える様になりました。

ようやく自宅のサーバーをシャットダウンしても、独自ドメインのメールとWeb が使える様になりました。

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さて、追記です(2025/8/29)。
Webサーバーは順調に動いていますが、そのバックアップを自宅に取っておきたいと思いました。 ドメインは移してしまったので、localで動いて表示も確認できるバックアップが理想的です。

MacOS SequoiaでWebサーバーを立ち上げる方法を検索していたら、Mac OSにはApacheが組み込まれていることがわかりました。 /Library/WebServer/Documents にデータを置いて、Apacheを起動すれば(apachectl start)動くことは確認できました。

しかし、Pukiwiki を使っていたので、PHPがサポートされていないMacOS Sequoiaでは表示できません。 PHPをインストールする(なるべく簡単な)方法を探していたら、MAMPなるなんとも便利なパッケージがあることを知りました。
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MAMPとは、Macintosh、Apache、MySQL、PHPの頭文字を取った略語で、Webアプリケーション開発に必要なソフトウェアを一つにまとめた無料のパッケージソフトウェアです。このソフトをインストールするだけで、パソコン上にWebサーバーやデータベース、プログラミング環境を構築でき、WordPressなどの開発やテストをローカル(自身のパソコン)で行うことが可能になります(AIさんのご意見です)
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これをインストールすると、アプリケーションフォルダにMAMPフォルダが作られ、その中の htdocs にデータを放り込めば、

http://localhost/

でアクセス出来るようになります。 PHPのバージョンも選択でき、私の場合は、7.4 をインストールしました。 データを公開する前に手軽にチェックができるとともに、バックアップも取り、表示もできます。 Pukiwiki のデータバックアップに重宝しています。